ピロリ菌の感染を予防するための対策について紹介します。

ピロリ菌の予防と対策

ピロリ菌を除菌することで、どのような生活が待っているのでしょうか?


ここでは除菌後の生活とともに、ピロリ菌の予防と対策について紹介していきます。


除菌した人もそうでない人も、ぜひ参考にしてください!

除菌後はどうなる?

男性

ピロリ菌を除菌すると潰瘍が治癒するので、それに伴う症状は改善されます。


しかし、ピロリ菌の有無を自覚することは困難なので、除菌しても症状はあまり変わりません。


それでも多くの人は除菌できたことを知ると「胃の調子がよくなった」といいます。


実際、胃の機能や胃酸分泌能は多少改善しますし、中には食欲が出て太る人もいるでしょう。「慢性胃炎」が改善することで、自覚的にもよくなるのかも知れません。


ただし、自覚症状の改善については客観的な評価が難しいこともあり、医学的な確認はまだきちんと出来ていない状態です。


除菌後の不快感

一方で、除菌後に不快感を訴えるケースもあります。


特に、高齢者などで胃の入り口が緩んでいる場合には除菌前よりも強い胃酸が逆流して、胸焼けなどの症状が起こることも。


これを「胃食道逆流症」あるいは「逆流性食道炎」といいますが、胃酸を抑える治療は薬で容易に可能なので、さほど心配することはありません。


除菌後に何らかの症状が現れた場合には、その原因を検索するために胃の検査を受ける必要があります。


潰瘍の再発はないか、胃食道逆流症(逆流性食道炎)はないか、これまで気付かなかった病気はないか・・・など、あらゆる角度から原因を調べましょう。


多くの場合、除菌後の内視鏡検査では胃粘膜の糜爛やただれは改善しています。


しかし、逆に胃や十二指腸に軽い糜爛が現れるケースも少なくないのです。

除菌後も定期的な検診を!

定期的な検診を!

除菌によって胃がんの発生リスクが減少するとはいえ、0になるわけではありません。


もともと数十年間も感染状態が続いていた中高年者は胃がんになるリスクが高く、除菌後も定期的に胃の検査を受けることが望ましいとされています。


それ以外に、除菌後の日常生活において気をつけることはありません。しいて言えば、食欲が増して食べ過ぎに注意することくらいでしょう。


幸いにも、再感染率は年1%程度と極めて低いことが知られています。


これは現在の日本の生活環境において感染が減少していること、また成人では感染が容易には成立しにくいからだとか。


もちろん、再感染の可能性も0ではありません。


もしも潰瘍の再発が疑われるようであれば、ピロリ菌の感染状態や内視鏡などの検査で原因を追求するよう心がけてください。


ピロリ菌の感染は予防できる?

地球 イメージ

感染経路が特定されていないため、これといった対策もないのが現状です。


しかし、現在の感染状況から判断すると上下水道が整備され、なおかつ居住環境がよくなっていることが感染を起こりにくくしている一因であることに違いはありません。


また、若い世代の感染率が著しく下がってきているので、数十年後の日本は各年代ともに感染率の低い「先進国型」になると予想されます。


ただし、成人でも感染する機会が0になったわけではないので、口に入れるものには注意が必要です。


特に、開発途上国で生活する際には非衛生的な水や食べ物に細心の注意を払い、出来るだけ口にしないほうが感染のリスクは減るでしょう。


また、感染源になりうる大人を治療対象として、接触する子供を感染から守り、最終的には国民全体の感染が抑止できるのではないか・・・という意見もあります。


特に、これから子育てをする人は子供にうつさぬよう努力しなければなりません。


子供と密に接触する人はピロリ菌の検査を受け、感染しているようであれば口移しで食事を与えることは慎むべきです。


もちろん、除菌治療を視野に入れてもいいでしょう。


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