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胃がんの原因や症状、治療について紹介します。

胃がん

ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍になるだけでなく、胃がんのリスクをも高めます。胃がんは胃に悪性腫瘍ができる病気で、日本人のがんによる死亡率第2位です。胃がんで命を落とす人は年間約4万人とされ、男女ともに注意すべきがんの1つといえるでしょう。

胃がんってどんな病気?

「胃がん」は正常な胃粘膜細胞の遺伝子が何らかの原因で傷つき、がん細胞へと突然変異したものです。がん細胞は無限に細胞分裂を行うため、増殖し始めるとどんどん進行します。粘膜・粘膜下層までのがんは「早期がん」とされ、そのほとんどは手術によって治るとか。しかし、筋層や漿膜にまで達する「進行がん」は胃の周囲や他臓器に転移している可能性もあり、完治する見込みが少なくなります。

胃がんの原因

漬物がんを発症する理由は明らかになっていませんが、ピロリ菌の感染による持続的な慢性胃炎が原因と考えられています。実際、ピロリ菌に感染している人はそうでない人に比べて胃がんの発生率が3〜6倍にもなるとか。これをもとに、WHO(世界保健機構)ではピロリ菌を「確実な発がん因子」と断定しました。かといって、ピロリ菌だけが胃がんの原因なのではなく、ピロリ菌の感染に何らかの因子が加わったときに発がんすると考えられています。

他にも漬物や塩魚をよく食べる地域(東北や北陸地方など)に発病者が多いことから、塩分の過剰摂取が原因ではないか・・・という説もあるようです。

胃がんの症状

胃がんには特有の自覚症状がありません。初期にみられる上腹部痛や腹部不快感、食欲低下、吐き気、嘔吐、胸焼け、ゲップなどは他の胃腸疾患(胃炎や胃潰瘍など)でもみられる症状です。胃がんが進行するとおなかの痛みや不快感を訴える人も増え、さらに吐血や黒色便などの出血症状が現れることも。

さらに進行すると全身倦怠感や体重減少、胃がんそのものが腫瘤となって触れるケースもあります。胃がん特有の症状がないだけに、気付いたときにはすでに手遅れだった・・・というケースも珍しくありません。早期発見・治療のためにも、年に1度は定期健診を受けるようにしましょう!

胃がんの治療

解剖セットがんが胃粘膜に留まっていて、リンパ節にも転移していないような早期のものであれば内視鏡での治療が可能です。がんの切除(EMR)やレーザー光線の照射、がんに抗がん剤やエタノール注入などを行い、がん細胞を取り除きます。これらの治療はおなかに傷をつけずに行えるので、短期間の入院ですむでしょう。

また、リンパ節への転移がみられたり、粘膜下層よりも深く進行しているがんは外科手術を行い、胃を2/3あるいは全て摘出します。それと同時に、リンパ節や転移している周辺の臓器を切り取ることも。手術後は2〜3ヶ月に1回のペースで定期検診を受けるようにしましょう。

胃がんって防げるの?

胃がんの原因とされるピロリ菌を「萎縮性胃炎」発症前に除菌すると、胃がんの予防効果が高いということが和歌山県立医大の一瀬雅夫教授らの大規模な調査によってわかりました。萎縮性胃炎は胃壁が薄くなり、胃酸の分泌が減る病気です。ピロリ菌感染者の約3割に見つかり、10年以上を経てがんになることが多いとされています。

一瀬教授らはピロリ菌に感染した人(40歳以上の男性)のうち4,129人を約10年間にわたって追跡し、胃がんの発症率などを調べました。検診時に萎縮性胃炎と診断された人のがん発症率は約2%とされ、除菌してもしなくても有意差はなかったそうです。一方、診断されなかった人では除菌に成功した人の発症率が0.62%となり、除菌しなかったあるいは失敗した人の1.07%に比べて胃がんのリスクが約40%も減少しました。

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